006.  あっという間の1年間

 2005年の今年、還暦を迎える岩崎は、なにか記念のイベントをやってみようと考えて、新日本百名山を俎上に乗せた。当初日本百名山を考えていたのだが、朝日新聞がバックアップして下さるということで、全国47都道府県から必ず1山は入れるという方向で、自分が登ってみたい山、皆さんに登って欲しい山を中心に100山選んでみた。その100山にこの1年間でチャレンジしてみようという大それたことを、元旦、茨城県の筑波山からスタートしたのだった。

 思いついた時点では大それたことという認識はなく、登山インストラクターというこれまでの仕事の延長線上にあることだからさほどの緊張感もなかったのだが、始めてみるとすぐに「大それた」ことであることに気づかされた。沖縄から北海道までめぐり歩かなければならない。南・北・中央アルプスはもとより、名だたる山を片っ端から足下にしなければならない。夏の終わりには54sあった体重が51kgとなり、ほほがげっそりと落ちて顔が小さくなったといわれるくらいに大それたことであったのだ。しかし、おかげで60年間の人生の中で最高の1年間となった。

 考えてみれば、登山人生45年の中でこれほど精力的にかつ目的々に山に登った年はなかった。多くの人と出会い、支えられてここまでやってこられたと感謝の気持ちでいっぱいである。12月9日、高知・山と野原の会のバックアップで100山目稲叢山へのチャレンジが無事終了した。

 登れなかった山が4山あった。山頂近くまでがんばった山はハナマル登山として善しとした。台風7号のため登山口で断念した山は残念登山とした。とにもかくにも96山はおかげ様で無事登山できたのである。

 あっという間の1年間、さて来年は・・・・。

2005/12/26 記


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