岩 崎 元 郎 の


 


奈良県
倶留尊山 額井岳      
       
      
   
倶留尊山
photos by M. Iwasaki







  2009年11月13日(金)
 

 くろそやま、奈良県から選ぶ17山の内の1山。標高1037.6m、曽爾高原の盟主。


 朝、家を出るときは降っていなかったが、天気予報は雨である。東京駅からのぞみ、名古屋から近鉄特急、名張で下車したときには、雨は降り始めていた。曽爾高原入り口までタクシーで上がってしまう。すぐ上にあるお亀茶屋で身仕度を整え、さあて出発するかというとき、観光客がどどっと上がってきた。ほとんどは女性である。目の前に広がるススキの原がお目当てなのだが、雨でげんなりしているし、ガスっていて全容が見渡せない。それでも彼女たちは、歓声を上げている。こんなもんで、そんな歓声を上げられるのなら、山に登ったらどんな大歓声になるか、想像もつかないくらい山って素晴らしい、ってことをどうしたら伝えられるか、こんな程度の自然で嬉々としている彼女たちを見て、考えてしまった。

 二本ボソ手前までは左下にカヤトの原が広がる。二本ボソの先は、雨もまた善しの、森の中。ふた頑張りで登り着いた頂上は、貸し切り。「ぼくのふるさと八百名山」として選ぶに足る、居心地のいい頂上であった。


 

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