岩 崎 元 郎 の


 

 山と温泉トップページへ戻る   次のページへ 

五頭山と出湯温泉

 五頭山(ごずさん)標高912m、五頭連峰の中央に位置する。南西に菱ヶ岳、北東に松平山があり、菱ヶ岳の南には、宝珠山もある。

「五頭山といっても知る人は少ない。新潟市の南西方向、平野部が終わって、ここから山が始まるという最初の山である。東側には二王子岳から飯豊連峰が連なり、南側には粟ヶ岳から川内山塊、会越国境の山々が広がっている」とは、『いで湯を楽しむ100山』(実業之日本社刊)に紹介されている、「五頭山」の項の書き出し。惹句には、「1,000メートルに満たない山なのに、ブナの緑もあり深山の雰囲気を楽しめる」とある。

 以上は、この本で五頭山を担当した岩崎の文章である。

 西面、阿賀野市側を表五頭、東面、阿賀町側を裏五頭と呼んでいる。「五頭山といっても知る人は少ない」と書いたが、地元新潟県では、だれもが知っている人気の山で、登山者も多い。登路は、表裏双方からいくつかあるが、ここでは出湯温泉からの往復コースを紹介しよう。最寄り駅は、JR羽越本線水原駅。白鳥の湖として知られる瓢湖と同じだ。出湯温泉まではタクシー。泊まる宿が決まっていれば、送迎を頼めるだろう。

 出湯温泉入り口から右に入り、やまびこ通りに出て、砂郷沢橋にいく。ここまでタクシーで入ることもできる。その先から杉の巨木の中の、緩やかな山道になる。山道が急になり、ひと登りすると烏帽子岩のある花崗岩の台地に出る。気分のいい所だ。

 その先で村杉温泉からの道を合し、さらに急登となって五ノ峰に立つ。五頭連峰の主稜線上、五頭山三角点の南西下辺りより北西に派生する支尾根上に、下から五ノ峰、四ノ峰、三ノ峰、二ノ峰、一ノ峰と、五つの峰が頭をもたげている。すなわち、五頭山である。

 四ノ峰は巻く。村杉温泉側からもう一本道を合した所が三ノ峰、避難小屋がある。二ノ峰を越えれば、一ノ峰頂上。五頭竜神が祀られている、頂上らしい頂上だ。展望もよく爽やか。ここまで善しとする登山者も多い。三角点のある五頭山山頂までは、もうひと登り。主稜線に出たら左に進む。一ノ峰から10分だ。三角点はあるが、展望はない。出湯温泉から山頂まで、登り3時間30分、下り2時間。

 三角点から松平山へ縦走して、出湯温泉に下ってもいいし、村杉温泉から菱ヶ岳に登り、五頭山に縦走して出湯温泉に下るのも楽しい。

 山麓に五頭温泉郷と呼ばれる出湯、今板、村杉の三つの温泉が点在している。五頭温泉郷旅館組合には、出湯に5軒の旅館と共同浴場が登録されている。岩崎が時々泊めて貰っているのは「旅館弓月」、しばらくお邪魔していないので、そろそろ顔を出さないと忘れられそうだ。

 歩行時間:5時間30分

 適期:5月下旬〜11月下旬

 2万5000図:出湯

 阿賀野市役所笹神支所:0250(62)4141

 旅館弓月:0250(62)3665

 水原タクシー:0250(62)3333


                                                    2012.7.15 記




 Copyrighit(C)2008-2015 Motoo-Iwasaki
許可無く、他ヘの転載、掲載を固くお断りします