岩 崎 元 郎 の


 

 山と温泉トップページへ戻る   次のページへ 

二ッ岳と伊香保温泉

 若い頃、榛名山に登りに出かけたことはなかった。箱根や軽井沢も同じだが、観光地といった印象が強いからだ。

 無名山塾の中に、中高年バージョンとして遠足倶楽部を誕生させた。遠足倶楽部の初期の頃は、会員さんが若かった分、バリバリだった。無名山塾本科の夏山合宿に便乗して、源治郎尾根や長次郎谷を登ったし、大雪山・旭岳からトムラウシ山だって縦走した。

 その遠足倶楽部も、今年は30周年を迎える。会員さんの高齢化に伴って、対象となる山も年々低くなってきた。提案する登山教室には、難易度を付した。昔々、Gと付してあるカテゴリーは初心者向きだった。

 10年経つとGでは息切れする人が出るようになったので、Gよりゆっくり歩くGGというカテゴリーを作った。さらに10年経った。GGでも息切れされる。でも皆さん、山が大好きだ。

 いつまでも山歩きを楽しんで頂きたいなと思って、コース歩行の標準タイムが2〜4時間のコースを、1.5倍から2倍かけて、ちょーゆっくり歩くカテゴリー、3Gメニューを考えた。

 このカテゴリーに属する山を探している時、出会ったのが榛名山群だった。このエリアは、絶好の3G山域なのである。榛名富士、相馬山、水沢山を登った。この8月には、二ツ岳に登ってきた。緑濃く、なかなかの山であった。

 榛名山は群馬県のほぼ中央に位置している。北東の麓、標高600mから800mの斜面に湧出しているのが、伊香保温泉。温泉の発見は古く、1300年ほど前と言われ、「万葉集」や「古今和歌集」にも伊香保が詠まれているという。

 泉質は硫酸塩泉、まだ実現していないが、伊香保温泉に泊まって、翌日のんびり榛名の山を歩くとか、山歩きの後一泊して、のんびり温泉浴を楽しむとか、3Gメニューにふさわしい山行計画を考えてみたい。

 8月24日、参加者2人とぼくの3人は、渋川駅前からタクシーに乗り込んだ。行き先は、二ッ岳登山口のオンマ谷駐車場。準備体操を済ませて、いざ出発。参加者はTさんSさん、お二人とも70歳台後半だ。

 オンマ谷コースに入るとすぐ左手に風穴、その先がマユミの原、足元がゴロゴロしていて歩き難い。

 加齢に従って体力は低下するが、低下の著しいのがバランスだという。3Gのコースは、ゴロゴロ道ではなく、バランスを崩す心配のない歩き易い道がいい。ちょっとした急登をひと頑張りすると、森林公園分岐。二ッ岳へはここで左折する。避難小屋の先に雌岳への登り口があるので、山頂を往復してくる。少し先に雄岳への登り口があるので、山頂を往復してくる。

 オンマ谷駐車場まではひと下り。ぐるりと一周、ガイドに紹介されている標準歩行タイムは、2時間30分だ。

 駐車場へと下っていると、登ってくる人がいる。こっちに向かって、手を振っている。

 誰かと思ったら、古い山仲間の佐田一郎君だった。榛名山の麓に住んでいる。ホームページで、ぼくがきょう二ッ岳に来ることを知って、来てみたのだという。久々の再会を喜ぶ。楽しい一日になった。

                                                           2012.9.15 記





 Copyrighit(C)2008-2015 Motoo-Iwasaki
許可無く、他ヘの転載、掲載を固くお断りします