岩 崎 元 郎 の


 
   
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日光白根山と座禅温泉

 標高2577.6m、日本百名山の一座である。山と高原地図「日光・白根山・男体山」には「白根山」とある。深田久弥さんの『日本百名山』では、「奥白根山」になっている。その項の冒頭には、「普通日光白根山と呼んでいるのは、草津の白根山と区別するためである」と、述べられている。登路は東、北、西から数コースある。丸沼高原からロープウェイが架かる以前は、日光側、湯元温泉から登るのが一般的であった。それもあって、日光白根山が通り名になったのであろう。ぼく自身もはじめて登ったのは、日光側からであった。

『日本百名山』には、「奥白根は上野と下野の国境上に位置して、普通下野の日光側から登る人が大部分であるが、この山の表口は上野側であろう」と、述べられている。深田久弥さんも日光側、湯元温泉から登っているが、丸沼高原にロープウェイが架かることで、大部分の人は片品側から日光白根山へ登るようになった。上野側が名実共に表口になったのである。

 上越新幹線上毛高原駅または上越線沼田駅からバス、またはタクシーで丸沼高原まで入る。ロープウェイを利用して山頂駅まで上がれば、標高はほぼ2,000mだから、山頂までの高度差は約500m、初心者でも頑張れば登れる山だ。

 何回か登った山だが直近は、2015年10月4日の日曜日に頂きに立った。前日3日の朝7時、貸し切りバスで秋葉原を出発した我々は玉原で湿原からブナ林の散策を楽しんだ後、丸沼高原シャレー丸沼に投宿した。江東区で開講していた中高年のための登山入門教室OB会の一つ、“縞枯の会”と毎年実施している一泊登山、今回は日光白根山になったのだ。シャレー丸沼に泊まる。座禅温泉に浸かって英気を養い、翌日、山頂をめざすという計画だった。

 加齢によるバランス低下に歯止めをかけるべく始めたスキーも、2016年で5シーズン目に入った。丸沼高原スキー場は、標高が高いこともあって比較的早くから滑れるので、毎年12月に初滑り、4月に滑り収めを楽しんでいる岩崎ご用達のスキー場と決めている。それなのにこの12月は雪がなく、初滑りは1月になってしまった。

 ロープウェイ山頂駅前の広場で準備体操をやってから出発する。登山者の大半は、西側から直接山頂をめざすコースにむかうが、血ノ池地獄から座禅山とのコル経由で山頂をめざすコースの方が登山者も少ないのでお勧め。コルに出ると、弥陀ヶ池から登ってくる人、山頂から下ってくる人でけっこうな人出になる。山頂駅からコルまでゆっくり歩いて2時間ほど。コルから窪状のガラガラした斜面を登っていくと、1時間ちょっとで山頂に導かれる。山頂付近は岩場で狭く、登山者が多いのですれ違いに注意。休憩はひと下りした火口の平がいい。

 西側のコースをゆっくり下れば、2時間ほどでロープウェイ山頂駅に戻れる。シャレー丸沼宿泊登山パックを利用すると、1泊2食+ロープウェイ往復券+お弁当+下山後の入浴もサービスされてお得である。座禅温泉の泉質は、ナトリウム・カルシウム硫酸塩温泉。無色の温泉で、筋肉痛、神経通、疲労回復に効能がある。下山後の入浴には最適だ。シャレー丸沼の問い合わせは、0278-58-4300まで。


                                                           2016.2.15 記

 




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