岩 崎 元 郎 の


毎月1つ 技術をご紹介



 1月の技 フラットフィッティング
 


 
アイゼンワークでよく使われる言葉が、「フラットフッティング」。靴裏全体をべたっと着地させること。アイゼンの爪は靴底から直角に伸びているので、フラットフッティングしないと爪が雪面に確実に食い込まないことになる。

 

 登りではツマ先から、下りではカカトから着地しがちだが、そうするとアイゼンの爪は雪面に対して直角でなく、斜めに当たることになる。雪ならゴマカシもきくが、着地面が氷りだと爪が食い込まず、氷面の上をアイゼンが滑ってトラブルの要因になる。こんなことはめったにないが、そんなことにならないようにフラットフッティングを心がけて足を運ぶこと。

 

 近郊の低山でのスノーハイキングで一般的な6本爪の軽アイゼンは、10本12本のアイゼンと違って、ツマ先部とカカト部に爪がないからフラットフッティングは必要欠くべからざるテクニックになる。

 

 夏山でも同様、フラットフッティングを心がけること。アイゼンをはいていなくても、着地面にべたっと靴裏全体を着地させ、膝から下を一脚とイメージして、その一脚に上体をじわっと静荷重静移動する。

 

 急な赤土の斜面や雪渓などで、フラットフッティングできない場合はキックステップするが、これは例外のテクニックである。フラットフッティングは、足運びの基本だ。

                                                    

   


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