岩 崎 元 郎 の


毎月1山 岩崎お勧めの山をご紹介



 2月の山 玉原高原・尼ヶ禿山 
 
 
 この一帯は、玉原湿原と呼ばれる小さな湿原があることで知られていた。やがてダム湖ができ、スキー場ができ、ペンション村ができ、スキー場のゲレンデにラベンダーが植えられ、花咲くようになって、一帯は観光地としての体裁を整えてきた。もちろんぼくらは、観光地に用はない。

 沼田市北郊に位置する玉原湿原と玉原湖をぐるりと取り囲むように、迦葉山1,322.4m、尼ヶ禿山1,466m、鹿俣山1,636.7mが小なりといえ山並を連ねているので、この一帯をぼくは玉原高原と呼んでいる。日本百名山の一座、上州武尊山前衛の山々でもある。今回は、スノーシューまたはワカンで登る尼ヶ禿山を紹介する。

 上越線沼田駅が玉原高原の玄関口だ。定期バスは麓の迦葉山入り口までしか行かないので、アプローチはマイカーかタクシー利用になる。雪が消えれば玉原湖の先、センターハウスまで車が入り駐車場もあるが、雪の季節はスキー場までである。

 スキー場で身支度を整えたら、準備体操をやってから出発。夏のコースを辿ればいいのだが、登山道は深い雪に埋もれていて分からないから、夏に一度コースを確認しておく必要がある。

 雪に埋もれたブナ林の中を、スノーシュー・ハイキングは本当に楽しい。傾斜もそれほど急でないから、スノーシュー・ハイキングの初体験にもお勧めの山だ。山頂直下はちょっと急になる。天候や雪の状況で所用時間にはプラマイがあるが、目安としてスキー場から尼ヶ禿山山頂まで登り3時間、下り2時間。

 今回はスノーシュー・ハイキングで紹介したが、新緑の季節はいいし、盛夏もブナの濃い緑陰は涼しくていい。秋はブナの黄葉がいい。体力に自信ある人は、迦葉山から尼ヶ禿山への縦走も楽しい。

                                                         
  


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