岩 崎 元 郎 の


毎月1山 岩崎お勧めの山をご紹介


 3月の山 鎌倉アルプス
 
 

 都市近郊の小さな山脈を、「○○アルプス」と呼ぶことの是非は、以前、山岳雑誌などで議論されていたから、ここでは触れない。僕自身は、「いいじゃん」派である。

 鶴岡八幡宮の北側から東側を取り囲んでいる丘陵は、歩き易い道が付けられていて、初心者にも安心したハイキングを楽しめるコースを提供してくれている。歩き甲斐ある尾根道なので、いつの頃からか「鎌倉アルプス」と呼ばれるようになった。東京から近いというのもいい。JR横須賀線北鎌倉駅下車。一般的には、建長寺から入って尾根上に立ち、瑞泉寺へと歩くコースがガイドされているが、建長寺からだと拝観料が必要となるし、瑞泉寺までだと歩き足りないと思うので、アジサイで有名な明月院の先でコースに入ることをお勧めしたい。

 民家の裏側から尾根上に上がってひと歩きすると、建長寺から半僧坊を通って登ってくる道と合流する。ここには展望テラスが用意されていて、鎌倉の町から海までが見下ろせて休憩するのにいい場所だ。この先10分くらいの所にある十王岩から、相模湾方面の展望がいい。杉林や雑木林を抜けるとパッと視界が開ける。大平山159mの頂上だ。「鎌倉アルプス・大平山」は、「ぼくのふるさと八百名山」神奈川県から選ぶ17山の内の1山だ。下ればトイレがあり、その先は天園と呼ばれている場所で茶店がある。

 やがて瑞泉寺の分岐になるが、もう少し足を伸ばして明王院に下る。鎌倉駅までは、車道をのんびり歩いて行けばいい。八幡宮に立ち寄り、小町通りのお店を冷やかしながら鎌倉駅に向かうのが、岩崎の定番コースである。

 ここで紹介しているのはガイドではなく、プランニング・ヒントとご理解頂きたい。面白そうだな、行ってみるかと思ったら、自分なりに準備を整えて登ってみて欲しい。山は、自分の足と手と、頭を使って登るものである。



                                                         
  


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